早くも立春大吉。随分お久しぶりに京都三条の「イノダコーヒー」に行って来ました。
風情漂うイノダコーヒー三条本店。フォークシンガー高田渡さんの歌「コーヒー・ブルース」にもイノダが登場します。私が初めてイノダに行ったのは大学4回生の時で、この近くに住む同級生だったハンコ屋さんの娘さんに「素敵な喫茶店があるから・・・」と連れて行って頂きました。あれから何十年も月日が経ち・・・子供も結婚してのあと、数回訪れましたがやっぱり風情がある素敵なお店です。
喫茶店と言えば、私が行くのは決まって地元の「たねや」ですが、お久しぶりのイノダは何とも言えないモダンでレトロな感じが素敵です。おいしいアメリカンコーヒーとケーキに気持ちもほっこりしました。
店内は同年代前後のお客様でいっぱいです。いや、うんと上のご夫婦も結構いらっしゃいました。2階のお席からの眺めも中々良い感じです。
立春に入った今日はそんなに寒すぎず心地よい一日でした。これから徐々春に向かって行くのが楽しみです。
新しい一年を迎える立春には、その一年がいい年であるようにと願いを込めて「立春大吉」と言う言葉を掲げるようです。
立春大吉というのは、禅宗のお寺から来ている慣習だそうで、この文字を縦に書いて真ん中に線を入れてみると、この四文字は、左右対称だという事がわかりますね。表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読めるのです。
こんな逸話があります。その昔、立春大吉と書かれた、御札が貼ってあった家に、鬼が入りました。ふと鬼が振り返ると、さっき入る時に見た、立春大吉の文字が見え(実は鬼から見て、裏側から見ているのですが)「あっ、まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行った。というものです。面白いですね!これによって、立春大吉のお札を貼っていると、厄除けになると言われているようです(^_^)/