New CDのラスト「Cabinの夜」にオートハープを使う予定で、ハープをどうしようかと楽器屋さんの友人K岸さんに相談すると昔使っていた「東海のオートハープ」でも調節すれば大丈夫という事で、足らないキーを作ってもらいましたが・・・年数が何十年も経つとバーのフエルトが何本も退化して濁音が聞こえてきます。Recとなると一つの濁音がとんでもない-になってしまいます。録音スタジオで四苦八苦しましたがどうにもならず・・・結局、素晴らしいオートハープをお持ちの古屋克己さんによってハープの音入れが完了しました。関西のスタジオなら木崎豊さんにお願いしていた所ですが、古屋さんに助けて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
バンジョーを始めた中学生の頃、マイク シーガーのLPジャケットに惹かれてバンジョー、ギター、ハープ、フィドルと年月をかけて揃えました。数年前にお亡くなりになったマイク シーガーのお話を追悼ステージでご一緒だった友人としていましたら、「僕もあのジャケットに惹かれて楽器を全部揃えました」と同じ方がいらっしゃいましたので、全国にもそんな方が他にもおられるかもしれないですね!
先日20日の日曜には京都にある坂庭省悟さんの弟さんが経営なさってるフォークのお店「ほっこり弟国」に遊びに行かせて頂きました。旧友の木崎豊さんがここに出演されていて「CDのPR兼ねて遊びにきませんか」とお誘い下さいました。細やかなテクニックで奏でられるハープの音色はまるでオルゴールのようです。お弟子さん方々の音色も師匠と同じく細やかでとても美しい音色をお聞かせ下さいました。オートハープの音色にうっとりです。
オートハープの師匠のMCでは昔話が沢山出てきました。宝塚1回目のブルーグラス・フェスはお堂のステージだったとか、懐かしい昔話をお聞きしているとその時の光景がリアルに目の前に浮かんできます・・・。
アメカーナのCDを作る前にお世話になった、良き音楽の理解者&先生であった五十川清さんのお名前が出てくると目頭が熱くなりました・・・。又、師匠は高校生の時に私の実家までお越し下さって、オートハープをご伝授頂いた事を語られ、お弟子さんから姉弟子だと言って頂いたのが、何とも嬉しい事でした。
英語の歌に面白可笑しくパロディーな日本語の詩を付けて、師匠、お弟子さん、お仲間方々が、
オートハープやギターで歌われるステージを楽しませて頂きましたが、大好きなノラ ジョーンズの「Sunrise」をメロンパンと歌ってられた女性にはびっくりしました!
後半では師匠の美しいハープの音にのって、ご一緒に「Gold watch & chain love」「ひまわりの花」を歌わせて頂き、楽しいあっという間の楽しいひと時を過ごしました。New CDもお弟子さん方々が買って下さって感謝!です。弟子繋がりって嬉しいです~☆
来月12月15日は坂庭省悟さんの命日・・・。
その事も思いながらの楽しいひと時をありがとうございました♪
素敵なオートハープを見るとつい欲しくなるのですが、昔の「東海オートハープ」は良い音がするとお聞きした事で、退化したフエルトをリニューアルする事にしました。
週明けにでも楽器屋さんにお送りしてみます。