10月6,7(土日)と初めて福岡Music Works Camp Meetingに参加しました。主催の上田さんを始め、スタッフの皆さまありがとうございました。福岡には昔一緒にバンドをやっていた旧友がいる事から、今年思い切って参加させて頂きましたが、楽しいひと時に感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございました。
35年程前に、フィドラーの故平地澄彦さん(カントリー、ブルーグラスシーン、その他ブルースなどジャンルを超えての名フィドラー。梅田ナカイ楽器で30年以上多くの方にフィドルを指導されていました。)と桃谷孝正さんと3人で(時には女性コーラス隊やピアノ、ベース、ドラムなど)アメリカーナなバンドをやっていました。そのいきさつは私がやっていた女性ブルーグラスバンド(ブーフーウー)と桃谷さんのバンド(ループ)とが関西フォークソング連盟の中でとても仲良しバンド(当時からどちらもアメリカーナなブルーグラスをやっていました)という所からのご縁です。フィドルの平地さんとは梅田ナカイ楽器のバンジョー教室に通っていた頃から同じくナカイでフィドルを教えてられた事で中学生の頃から可愛がって頂きました(大島渚監督に似たでも温厚で面白い方でした)
大学を卒業してからブルーグラス、カントリー、オールドタイム、ジャズ等が好きだった、今風に言うならアメリカーナな3人が自然と寄って月1回大阪のライブハウス、チャーリー・ブラウンに出演していました。サウンドはゆったりしたライブで、いつも私の女性友達、桃谷さんの男性友達、平地さんの生徒さん達が集まって賑わっていました。今月は平地さんの命日月。天国から福岡に呼ばれたような気もします。楽しいお友達も出来て参加して本当に良かったです。
音楽にマッチしたロケーションはアメリカの山のフィーリングが漂っていました。
森の中に設営されたステージ。
フレンズと共に30分のステージを楽しませて頂きました。左から森さん(福岡)、久永さん(大阪)、桃谷さん(福岡)、Izumi(滋賀)、小野田さん(京都)
福岡の桃谷さんは私達になついていた野生のたぬきに噛まれ(餌を上げるときに牙がふ触れて(>_<))、 森さんはゴルフがえり(優勝なさった(^O^)/)の慌ただしさでフェスに駆けつけられ、関西と福岡のジョイントは面白可笑しい素敵なアメリカーナで溢れていました。
6日の夜と次の日の午前中も同じメンバーで「ひまわりの花」「君に会いに行こう」「Ohioからの手紙」とスタンダードをさせて頂きましたが、福岡では「ひまわりの花」が良かった!と何人もの人から声をかけて頂きました。東京のメジャーアーチスト達もご自身の福岡のレコーディングスタジオで録音を手掛けてられるオペレーターさんからも「ひまわりの花」が心に沁みます。と帰りがけにお声をかけて頂きとても感激しました。それはきっと楽しい仲間達の演奏とお二人のコーラスのサポートがあっての事と思っています。
夜は温度がぐーっと下がります。ダウンコートなど防寒着を沢山持って行ったので、楽器以外の荷物の5分の4が防寒着になりましたが、今年はまだ温かいと皆さんおっしゃってました。薪が何ともブルーグラスやカントリーにマッチして森林浴しながらいい感じです!ステージは福岡のDIXIEさん。素晴らしい演奏&ボーカルはアメリカーナが溢れています。
夕食は桃谷さんがおでんやお野菜の南蛮漬けをいっぱい作って来て下さったので、それをお仲間達とご馳走になりました。森の中、たぬきも一緒に楽しい食事を頂いて心が洗われたようです。楽しいひと時に感謝の気持ちでいっぱいです。
昨夜はたぬき騒動やら、夜中の(朝の)4時から卵と牛乳がたっぷり染み込んだフレンチトーストの準備を始める人が居て殆ど寝ないままの7日ステージでした。でも、昨夜より数段サウンドがとても良かったのはたぬきにばかされたのかしら・・・??森林浴をしながらのステージはとっても気持ち良かったです。
ラストのエンディングです。楽しいひと時をありがとうございました。主催のDIXIEさんのお料理は美味しいと噂にお聞きしていましたが、ハッシュドオムレツは最高に美味しかったです。
ステージうらにせせらぐきれいな川・・・。
昔とかわらないダジャレ好きの桃谷さんですが、平地さんを偲んでfacebookにこんなコメントを書かれています。
「福岡ブルーグラスフェスに参加しました。滋賀の友人、きたむらいづみさんも来てくれて30年ぶりに一緒に演奏しました。その時は関西のすばらしいフィドラー平地さんとの3人でやっていましたが、数年前に亡くなりました。亡くなった同じ10月に残った2人が会って演奏出来たのは、なにかしら平地さんの引き合わせのご縁を感じます。彼をしのんで演奏し、思いを共有できました」
旧友と何十年ぶりかで音楽を共に出来た事に感謝の気持でいっぱいです。天国から平地さんのフィドルが聞こえてきたようです・・・。